SNSで大バズり「それ全然わかんない」の元ネタとは?発祥のボカロ曲や真相を徹底解説
TikTokやYouTubeショート、X(旧Twitter)のリプライ欄などで頻繁に見かけるフレーズ「それ全然わかんない」。理不尽な要求への切れ味鋭いツッコミや、共感不能なシチュエーションをコミカルに切り捨てる定番ミームとして、タイムラインを席巻しています。
キャッチーなメロディに乗せて放たれるこの言葉ですが、「元ネタは何のアニメ?」「誰の曲なのか知りたい」と発祥を探る声が後を絶ちません。実はこのフレーズ、約10年以上前に発表された伝説的なボーカロイド楽曲が起点となっています。本稿では、カルチャーの深層を追跡するメディアとして、その元ネタの正体からリバイバルヒットの背景、SNSでのリアルな使われ方まで徹底解明します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「それ全然わかんない」の元ネタは、ボカロP・卓球少年氏による2013年の名曲『誰でもいいから付き合いたい』。
- 要点2:TikTok等のショート動画プラットフォームで音源として再評価され、共感系コントやあるある動画のオチとして大流行。
- 要点3:単なる流行語にとどまらず、ネット上の不条理や無理難題をテンポよく一刀両断する万能ツッコミとして定着。
【元ネタを追跡】「それ全然わかんない」の正体は名作ボカロ曲『誰でもいいから付き合いたい』
SNSで爆発的な広がりを見せる「それ全然わかんない」というフレーズの原点は、2013年3月にボカロPの卓球少年氏がニコニコ動画およびYouTubeへ投稿したVOCALOID楽曲『誰でもいいから付き合いたい』(歌唱:鏡音レン)です。
アップテンポで中毒性の高いポップロック調のサウンドに乗せて、非モテ男子の切実すぎる本音と妄想を赤裸々に描いた本作は、公開直後から爆発的な再生数を記録。サビの強烈なインパクトとともに、間奏やセリフパートのキレ味抜群な掛け合いが大きな話題を呼びました。この曲中で放たれる男子側の鋭利な台詞こそが、いまネットミームとして親しまれているフレーズの紛れもないルーツです。
「それ全然わかんない」の歌詞と意味|共感を呼ぶ独特のフレーズ構造
楽曲『誰でもいいから付き合いたい』の歌詞において、この台詞は理想のタイプを語る女子へのカウンターとして登場します。
女子側の「私の好きなタイプは〜、優しくて〜、面白くて〜、私のことだけを見てくれて〜」といった曖昧かつ贅沢な条件提示に対し、男子側が間髪を入れずに「それ全然わかんない、意味がよくわかんない!」と全力で一蹴する掛け合いが展開されます。
言葉の本来の意味としては文字通り「抽象的すぎて理解できない」「要求が高すぎて現実味がない」というストレートな困惑と呆れを表現したもの。建前や理想論に対して、濁さず真正面から理不尽さを突く痛快さが、リスナーの心を掴んで離さない理由になっています。
なぜTikTokで大バズりしたのか?令和にリバイバルヒットした流行の理由
2013年のボカロ曲がなぜ今、ショート動画を中心に再ブレイクを果たしたのでしょうか。背景にはショート動画カルチャーとの驚異的な親和性があります。
TikTokやInstagramのリールでは、「理解できない校則」「上司からの無茶振り」「恋愛における理不尽な駆け引き」などをテーマにしたコント系動画のBGMとして音源が多用されました。「前振りの理不尽な主張」から「それ全然わかんない」のパンチラインへの展開が、動画の尺やオチとして完璧なカタルシスを生み出します。原曲を知らないデジタルネイティブ世代にとっては「切れ味の良い新感覚の音源」として届き、当時を知る古参ネットユーザーにとっては懐かしさとともに再燃するという二重の波が、リバイバルの原動力となりました。
SNSや日常会話での実践的な使い方|ネットミームとしての定着パターン
現在では音源のリップシンクを超え、テキストベースのコミュニケーションでも幅広く活用されています。主な活用パターンは以下の通りです。
・理不尽な指示へのセルフツッコミ:「上司『もっと主体性を持って、でも指示通りに動いて』 → 私『それ全然わかんない』」
・難解な専門用語へのリアクション:「最新技術の仕様書読んだけど、それ全然わかんない意味がよくわかんない」
・複雑な恋愛相談に対する返答:「友達の恋バナが高度すぎてそれ全然わかんない」
重たい空気を和らげつつ、ユーモアを交えて「理解不能」を伝えられるクッション言葉として重宝されています。
ネットの反応と評価|Z世代から古参ボカロファンまで巻き込む大反響
ネット上の反応を見ると、世代間のポジティブな交差が目立ちます。リアルタイムでボカロブームを通過した世代からは「懐かしすぎる、青春の曲がまたバズって嬉しい」「卓球少年さんのセンスは時代を超えて通用する」といった歓喜の声が上がっています。
一方、ショート動画をきっかけに原曲に辿り着いた若年層のリスナーからは、「コントの音源だと思ってフルを聴きに行ったら曲としての完成度が高すぎて驚いた」「歌詞のテンポ感が癖になってヘビロテしている」など、楽曲そのものへの高い評価が集まっています。使い捨ての消費にとどまらず、オリジナル作品へのリスペクトが循環している点も特徴的です。
【それ全然わかんない】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:曲名や歌っているキャラクターは何ですか?
A1:楽曲名は卓球少年氏が手掛けた『誰でもいいから付き合いたい』で、ボーカル音源にはVOCALOIDの「鏡音レン」が使用されています。
Q2:アニメやドラマのセリフが発祥ではないのですか?
A2:アニメや漫画の引用ではなく、2013年に投稿されたボーカロイド楽曲内のセリフ・歌詞が唯一のオリジナルです。
Q3:どこで原曲を聴くことができますか?
A3:YouTubeの公式チャンネルやニコニコ動画のほか、各種音楽配信プラットフォームにて配信・公開されています。
まとめ:時代を超えて愛される「それ全然わかんない」の普遍的魅力
10年以上の歳月を経てなおバイラルを生み出し続ける「それ全然わかんない」。その根底にあるのは、人間の飾らない感情を軽快なリズムで言語化した卓球少年氏の卓越したポップセンスです。
ネットカルチャーの移り変わりは早いものの、核心を突いたユーモラスなフレーズは時代やプラットフォームの垣根を軽々と越えていきます。タイムラインで見かけた際は、ぜひ楽曲のフル尺にも耳を傾け、その緻密な音作りとユーモアの真髄を味わってみてください。 (出典: それ 全然 わかん ない(Yahoo!ニュース))